“じげ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ジゲ
語句割合
地下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
容易なことでは大奥などへは、地下じげの女ははいれないが、そこは田沼がついている。忍び込ませたに相違ない。だがしかし不思議だなあ。突然消えたというのだから
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こういう大将は、地下じげの分限者、町人などにうまく付けこまれる。やがて、家風が町人化し、口前くちまえのうまい、利をもって人々を味方につける人が、はばを利かしてくる。
地下じげの百姓を見てもすぐと理屈でやり込めるところから敬して遠ざけられ、狭い田のくろでこの先生に出あう者はまず一丁さきからけてそのお通りを待っているという次第
初恋 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)