“ヂゲ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ぢげ
語句割合
地下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、此等の人々の苦しみは、地下ヂゲの彼の心にも、通じたのである。彼の家に来遊し、又彼に学んだ人々に、歌を詠んでは与へ/\してゐる。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爐を焚くことの少い此ヘンでは、地下ヂゲ百姓は、夜は眞暗な中で、寢たり、坐つたりしてゐるのだ。でもこゝには、本尊が祀つてあつた。夜を守つて、佛の前で起き明す爲には、御燈ミアカシを照した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
爐を焚くことの少い此ヘンでは、地下ヂゲ百姓は、夜は眞暗な中で、寢たり、坐つたりしてゐるのだ。でもこゝには、本尊が祀つてあつた。夜を守つて、佛の前で起き明す爲には、御燈ミアカシを照した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)