“しんこんひょうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神魂瓢蕩50.0%
神魂飄蕩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その女は年のころ十七八の紅裙翠袖こうくんすいしゅうの美人で、月の光にすかしてみると韶顔稚歯しょうがんちし国色こくしょくであるから、喬生は神魂瓢蕩しんこんひょうとうじぶんで己を抑えることができないので、女のあとになりさきになりしていて往くと
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
喬生は月のひかりでうかがうと、女はまことに国色こくしょく(国内随一の美人)ともいうべき美人であるので、神魂飄蕩しんこんひょうとう、われにもあらず浮かれ出して、そのあとを追ってゆくと、女もやがてそれをさとったらしく
世界怪談名作集:18 牡丹灯記 (新字新仮名) / 瞿佑(著)