“しろこま”の漢字の書き方と例文
語句割合
白駒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白駒しろこま手綱たづなをひきだしたとき、はじめて月に照らされた覆面ふくめんのまなざしを見た伊那丸は、思わずおおきなこえで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひかり白駒しろこまとびぐるま
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そのびょうとしてひろい平野の一本杉に、一ぴきの白駒しろこまがつながれていた。馬は、さびしさも知らずに、月光をあびながら、のんきに青すすきを食べているのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、目礼もくれいをして、まッ先に、白駒しろこま金鞍きんあんにヒラリと乗る。つづいて忍剣にんけん龍太郎りゅうたろう、波に月兎げっとくらをおいた黒鹿毛くろかげの背へヒラリとまたがって、キッと手綱たづなをしぼり、たがいにあいかえりみながら
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)