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しろあや
ふりがな文庫
“しろあや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
白綾
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白綾
(逆引き)
白綾
(
しろあや
)
の眞新しい布團、
縮緬
(
ちりめん
)
の寢卷など、まさに大名以上の
贅
(
ぜい
)
で、こんなところに大金を費つて、秘やかな誇りにほくそ笑む人種の生活を、まざ/\と見せつけられる心持です。
銭形平次捕物控:229 蔵の中の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と見ると、藤紫に白茶の帯して、
白綾
(
しろあや
)
の
衣紋
(
えもん
)
を
襲
(
かさ
)
ねた、黒髪の
艶
(
つやや
)
かなるに、
鼈甲
(
べっこう
)
の
中指
(
なかざし
)
ばかり、ずぶりと通した気高き
簾中
(
れんじゅう
)
。立花は品位に打たれて思わず
頭
(
かしら
)
が下ったのである。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
柔らかい
白綾
(
しろあや
)
の服の上に、薄紫の打ち目のきれいにできた上着などを重ねて、縁側に近い所へ、庭の植え込みを見るために出てすわっている姿は、決して醜い男だとは見えない。
源氏物語:52 東屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
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