“しりばしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尻端折80.0%
臀端折20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふかいつづら笠に面体は隠れて、編目の隙に、きらりと眼が光るだけだが、道中合羽どうちゅうがっぱ紺脚絆こんきゃはん、あらい滝縞の裾を尻端折しりばしょって、短い刀を一本ぶっ差した二十七八しっぱちのまたたび姿。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
出家も尻端折しりばしょりで肥柄杓こえびしゃくを振りまわさなければならぬ事もあり、その収穫は冬に備えて、縁の下に大きい穴を掘って埋めて置かなければならず、目前に一目千本の樹海を見ながら
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
先ず仙吉と私とが向う鉢巻に臀端折しりばしょりで、手に/\はたきを振りかざし
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)