“しらきぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白絹50.0%
素絹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この関野氏が、ある時支那の西域せいゐきで発掘せられた木乃伊の鑑定を頼まれた事があつた。棺のなかには白絹しらきぬで叮嚀に巻かれた屍体がよこたはつてゐた。
振袖の三枚がさねを掴みのけて、棺のかたわらに押し込みますと、その下から現われましたのは素絹しらきぬに蔽われました顔、合掌した手首を白木綿で縛られている清らかな二の腕、紅友禅べにゆうぜん長襦袢ながじゅばん
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)