“しょうわる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
性悪88.9%
性惡5.6%
悪性5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうした性悪しょうわるの女を、その本然ほんねんな純情へ立ちかえらせてやるには、神の力よりも、仏の功力くりきよりも、はたまた、幾度とない獄吏ごくりめよりも
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、その前に、訴訟や、性惡しょうわるの債務者のためにすっかり零落させられていた。噂によると、二人の間にはいろんな醜關係があって、その債務者を訴えることができなかったのであった。
さりとて情無すげなく振り切りもなされずに、恋のしもべの狂うのをじらして遊ぶ、悪性しょうわるの姫君のように、気をいらだたせるお心が、私には怨めしいよりも、なつかしく、また慕わしいとは
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)