“しょうく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小躯57.1%
少工14.3%
捷駆14.3%
章齣14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その俊敏な小躯しょうくを、或いは軒の下、天水桶の蔭、辻の向う前、ひらりひらりと泳いで渡る机竜之助の如く、戸の透間から幻となって立ち出づる妖術(?)こそ知らないが、米友としても
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もとは少工しょうくに対する名として、たくみの上席のものの称であった大工だいくの語を、後世一般の木材建築職人に及ぼし、それでもなお不足で、その頭分を棟梁と云い
長吏名称考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
張郃はかねて調べておいた間道を縫い、夜の二更から三更にかけて、馬はばいをふくみ、兵は軽装捷駆しょうくして、祁山の側面へ迂回しにかかった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
では東湖の作だったのか、そう思いながら読んでいったが、終りの章齣しょうくに至ってふと微笑をさそわれた。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)