“しやくぢやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
錫杖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手先の一人は、倉松の持つて居た錫杖しやくぢやうが、眞刀を仕込んだ物騷なものだつたことを發見しました。
瀧口いまは、誰れ知れる人もなき跡ながら、昔の盛り忍ばれて、盡きぬ名殘なごり幾度いくたび振𢌞ふりかへりつ、持ちし錫杖しやくぢやうおもげに打ち鳴らして、何思ひけん、小松殿の墓所ぼしよして立去りし頃は、夜明よあ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
錫杖しやくぢやう法螺ほらとを伴奏楽器とした。唱文は家の鎮斎を主として、家を脅すもの、作物を荒す物などを叱る詞章であつた。其くづれの祭文が、くどきめいたものであつた。其傾向が、他の条件と結合した。