“さくじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
㮶杖25.0%
策杖25.0%
索縄25.0%
錫杖25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外には、銃の中に入れる㮶杖さくじょうの音が聞こえていた。軍隊は再び銃に弾をこめていたのである。
もう自分の力ではおえないとさとらしめて置いて、そのうちの最も獰猛どうもうなのがその策杖さくじょうの二つ三つを覚悟の前で、両足を棺へかけて、鼻と口を、棺の中へ突込んでしまって、後ろに振動した尾を
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
侍は、一礼して退くと、索縄さくじょうと、刀とをもって、お由羅の坐っている壇の下、後方へ、同じように指を重ねて坐った。そして、低い声で
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
たとえば右の第七の「たふときもの、九条錫杖さくじょう、念仏の回向えこう」という一行は本来「たのもしきもの」と並んでいたのを転写の際すでに積善寺供養さくぜんじくようの長い描写を写し初めた後に気づき
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)