“しまみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
島回50.0%
島廻50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潮騒しほさゐ伊良虞いらご島辺しまべふねいもるらむかあら島回しまみを 〔巻一・四二〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一首は、覉旅きりょの寂しい情をめつつ、赤人的諧調音で統一せられた佳作である。この時の歌に、「玉藻苅る辛荷の島に島回しまみするにしもあれや家はざらむ」(巻六・九四三)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
若狭わかさなる三方の海の浜きよみい往き還らひ見れど飽かぬかも」(巻七・一一七七)、「百伝ふ八十やそ島廻しまみぎ来れど粟の小島し見れど飽かぬかも」(巻九・一七一一)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)