“しっせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叱責98.2%
失跡1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村重様が中国から信忠卿にいて帰るや否、安土へ召されて、信長公から烈しいご叱責しっせきをうけたとか面罵めんばされたとかいうことです。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お美代は、磯五に叱責しっせきされて、しおしおと台所口のほうへ帰って行ったが、着物を濡らすまいとして、裾を引き上げて歩いていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
松井田の姿はやがてこっそり麓村ふもとむらに現われた。それから間もなく、一周機の失跡しっせきも知った。彼は名のって出るべきでありながら一向それをしようとはしなかった。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)