“しつせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
叱責100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女がちやうどヘレン・バーンズのを抽き出したところへ、私たちが這入つて行くと、ヘレンはいきなり鋭い叱責しつせきで迎へられた。
「彼の眼は常に論者の怯懦けふだ叱責しつせきす。」
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その事は却つて二重の叱責しつせきを以て、彼女に私を排撃させ、そしてその爲めに私の生れつきの凡ゆる亂暴な衝動を興奮さすだけであると云ふことを知つてゐた。
そしてロチスター氏に別れをげる爲めに待つこともしないで、彼等は廣間の入口から出て行つてしまつた。牧師は彼の教區民に、訓戒くんかい叱責しつせきか、短い言葉を告げる爲めに留つた。