“しおがま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩釜65.0%
塩竈30.0%
塩竃5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塩釜しおがまから船で出ました。清く澄んだ海水を通して、海のの浮かび流れるのが見えるほど、よく晴れ渡った秋の日でした。なるほど、あそこにも島、ここにも島。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さてそれより塩竈しおがま神社にもうでて、もうこのつぼいしぶみ前を過ぎ、芭蕉ばしょうつじにつき、青葉の名城は日暮れたれば明日の見物となすべきつもりにて、知る人のもとに行きける。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その三は、大正二年の九月、仙台せんだい塩竃しおがまから金華山きんかざん参詣の小蒸汽船に乗って行って、島内の社務所に一泊した夜である。午後十時頃から山もくずれるような大雷雨となった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)