“さんぷく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サンプク
語句割合
山腹47.8%
三伏47.8%
三福4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだ、あんなたかいところにも、おじさん、はたけがありますよ。」と、勇吉ゆうきちは、そばの山腹さんぷくにある、たがやされた高地こうちゆびさしました。
雲のわくころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「神も私も五十歩百歩、大差ござらぬ。あの日、三伏さんぷくの炎熱、神もまたオリンピック模様の浴衣ゆかたいちまい、腕まくりのお姿でござった。」
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)
大仁おおひとの町を過ぎて、三福さんぷく田京たきょう、守木、宗光寺畷そうこうじなわて、南条——といえば北条の話が出た。……四日町を抜けて、それから小四郎の江間、長塚を横ぎって、口野、すなわち海岸へ出るのが順路であった。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)