“さんさき”の漢字の書き方と例文
語句割合
三崎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十一月二十三日毅堂の長女ゆう夭死ようしした。谷中三崎さんさきの天竜院に葬られて玉梢童女と法諡をつけられた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
放逐ほうちくするというので、只今では私とお嬢様と両人おやしきを出まして、谷中やなか三崎さんさきへ参り、だいなしのいえ這入はいって居りまして、私が手内職などをして、どうかうか暮しを付けていますが
両親の墓のある谷中三崎さんさき天竜院てんりゅういんへまいり、和尚に特別の回向を頼み、供養のために丹誠をこらして経机きょうづくえ磐台きんだいなど造って、本堂に納め、両親の命日には、雨風をいとわず必ず墓まいりをいたしました。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)