“さくめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
作名60.0%
錯迷20.0%
作銘20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊「誠に結構なお品のように存じますが、これは御銘ごめいは誰でございます、作名さくめいしかと有りましょうな」
此男は Hartmannハルトマンまよひの三期を承認してゐる。ところであらゆる錯迷さくめいを打ち破つて置いて、生を肯定しろと云ふのは無理だと云ふのである。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自分に哲学の難有ありがたみを感ぜさせたのは錯迷さくめいの三期であつた。ハルトマンは幸福を人生の目的だとすることの不可能なのを証する為めに、錯迷の三期を立ててゐる。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
金子きんすは持ち合せていないし、何も礼につかわす物がないが……これはわしの刀に付けておる目貫めぬきで、鉄地に花菖蒲はなあやめ象嵌彫ぞうがんぼり作銘さくめいもないが、持ち馴れた品じゃ、かたみに上げるから納めておいてくれ
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)