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錯迷
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さくめい
ふりがな文庫
“
錯迷
(
さくめい
)” の例文
此男は
Hartmann
(
ハルトマン
)
の
迷
(
まよひ
)
の三期を承認してゐる。ところであらゆる
錯迷
(
さくめい
)
を打ち破つて置いて、生を肯定しろと云ふのは無理だと云ふのである。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
自分に哲学の
難有
(
ありがた
)
みを感ぜさせたのは
錯迷
(
さくめい
)
の三期であつた。ハルトマンは幸福を人生の目的だとすることの不可能なのを証する為めに、錯迷の三期を立ててゐる。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
スチルネルを読んで見ると、ハルトマンが紳士の態度で言つてゐる事を、
無頼漢
(
ぶらいかん
)
の態度で言つてゐるやうに感ずる。そしてあらゆる
錯迷
(
さくめい
)
を破つた跡に自我を残してゐる。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
錯
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
迷
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
“錯迷”で始まる語句
錯迷打破