“さくふう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朔風93.8%
作風6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家もなければ立木もなく、薄鼠のただ一色に見える雪の原は、ところどころ朔風さくふうに傷つけられて、黒い地肌が出ている。
永久凍土地帯 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
それはたとい北国の雪を思わせる朔風さくふうが落ちてきてもびくともしないというような、落ち着き払って、じっと澄ましこんだ大地の春がありました。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
一體私は有島氏のその作品ならび作者さくしやの心の世界せかいに對して共鳴きようめいち、その眞摯しんし作風さくふうに對してあたまを下げてゐる者ですが、時に人が、有島氏は僞善者ぎぜんしやではないか、非常にその創作的態度さうさくてきたいどに於て
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)