“さくい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
作為73.7%
作意26.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看よ、今日においてすら、なお長白山頭の雲を踏み破り、馬を呉山の第一峯に立て、東洋に新帝国を作為さくいするなどの迷夢を抱く者あるに非ずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「黙れ、黙れ! 思うところあってか故意に勝ちをゆずったと見たぞ。作為さくいは許さん! もう一度森へかかれッ!」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
だんだん成長せいちょうするにつれて、教育上何等の作意さくいを加えないようにつとめる。丁度科学実験のために、観察かんさつしているような冷静さである。しかし妙なものでそのうちに個性を発揮はっきしてくる。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
西洋の人情話の作意さくいはどうも奥深いもので、証拠になるべき書付かきつけ焼捨やきすてようと思って火をけると、其の為に大切の書付が出るようになって居りますが、実に面白く念の入りました事で