“さいと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
才取60.0%
宰取20.0%
賽取20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「株屋でも私のような才取さいとりは問題になりませんが、大きな店の若旦那なら如何ですかとやりました。『株屋は駄目だよ。いつ没落するかも知れない』と御主人は頭ごなしです」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
私は商売の宰取さいとりをするめに来たのではない、けれども政府がすでに商売をするときって出れば、私も商人になりましょう。左る代りにコンミツション(手数料)を思うさま取るがドウだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから全くの浪人となってあしたに暮をはからずという体だったが、奇態に記憶のよい男で、見る見る会話がうまくなり、古道具屋の賽取さいとりしてどうやらこうやら糊口ここうし得たところが生来の疳癪かんしゃく持ちで