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ごくらくみず
ふりがな文庫
“ごくらくみず”の漢字の書き方と例文
語句
割合
極楽水
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極楽水
(逆引き)
橋本左五郎とは、明治十七年の頃、小石川の
極楽水
(
ごくらくみず
)
の
傍
(
そば
)
で御寺の二階を借りていっしょに
自炊
(
じすい
)
をしていた事がある。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
東の方は
本郷
(
ほんごう
)
と相対して
富坂
(
とみざか
)
をひかえ、北は
氷川
(
ひかわ
)
の森を望んで
極楽水
(
ごくらくみず
)
へと
下
(
くだ
)
って行き、西は丘陵の延長が鐘の
音
(
ね
)
で名高い
目白台
(
めじろだい
)
から、『忠臣蔵』で知らぬものはない
高田
(
たかた
)
の
馬場
(
ばば
)
へと続いている。
伝通院
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
働いておらぬ貧民は、貧民たる本性を遺失して生きたものとは認められぬ。余が通り抜ける
極楽水
(
ごくらくみず
)
の貧民は打てども
蘇
(
よ
)
み
返
(
がえ
)
る
景色
(
けしき
)
なきまでに静かである。——実際死んでいるのだろう。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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