“こゝろせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
心急100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで青木が或ダンサアと次ぎのブルウスを踊りをはつて、席へ帰つて来て煙草をふかしてゐると、今行つたばかりの青年が心急こゝろせきの体で引返して来た。
二つの失敗 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
何う成るか此方こちらも怖いのに心急こゝろせくから、其の儘に藤川庄三郎は、五百円と時計と持って御成街道おなりかいどうかたに参りますと、見送った新助はのりに染ったなりひょろ/\出て、向うの中坂下なかざかしたについて
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これに苦笑にがわらくちむすんだ、坊主ばうず心急こゝろせ様子やうすえて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)