“こんぱる”の漢字の書き方と例文
語句割合
金春100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし観世くわんぜの家元に豊和とよかずといつて家の芸はもとより、香聞かうきゝにも一ぱし聞えた男がゐて、金春こんぱる流のなにがしと仲がよかつた。
千歳ちとせ女将おかみは、朝詣りの帰りを、呼びこまれた常盤町ときわまち金春こんぱるで、三十分ほど縁喜棚えんぎだなの下でしゃべりこんでいた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金春こんぱる屋敷の知人しりええんとこで話が持てましてね、あっしが甚右を連れて此町ここを通ったのは四つ過ぎてましたよ。