“こんが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渾河33.3%
今我33.3%
坤河33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀部君は商会の用向きで、遼陽りょうようの支店を出発して、まず撫順ぶじゅんの炭鉱へ行って、それから汽車で蘇家屯へ引っ返して、蘇家屯かち更に渾河こんがの方面にむかった。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
姜氏は大雪のふる夕、赤裸にして手足を縛られて、生きながらに渾河こんがの流れへ投げ込まれた。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こう気がついて見ると文三は幾分かうらみが晴れた。叔母がそう憎くはなくなった、イヤむしろ叔母に対して気の毒に成ッて来た。文三の今我こんが故吾こごでない、シカシお政の故吾も今我でない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
円瓢坊は円い瓢箪ひょうたん、客怪は坤河こんがなまず、乾野の馬頭、辰巳たつみの方の三足の蛙、艮山ごんざんの朽木とその名を解いて本性を知り、ことごとく棒で打ち砕いて妖怪を絶ち、かの僧その寺を中興すと載す。