“ころがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宛転50.0%
顛倒50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猪余儀なく虎しばらとどまり待て我祖父のよろい来って戦うべしとて便所に至り宛転ころがりて糞を目まで塗り往きて虎に向うと、虎大いに閉口し我まさに雑小虫を食わざるは牙を惜しめばなり
やはりそのとき飛び出そうとして大廊下をごろごろ顛倒ころがり回り、大きな音をたてて鳴いたが、あまり重量がありすぎたのでこのほうはついに飛べなかったとていまにある。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)