“こぬかぼし”の漢字の書き方と例文
語句割合
小糠星100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒松の葉がひに光る小糠星こぬかぼし風のおらびをは消えにける
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
門のくぐり戸を開けて、その前に立って見送っていた性善坊の姿もすでに見えない、しきりと天地の寂寞せきばくてる暗い風があるばかりだった。白い小糠星こぬかぼし有明ありあけに近い空をいちめんにめていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲のれ間に、小糠星こぬかぼしの光が、まだ鮮やかであった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)