“ことじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
琴柱78.6%
小綴7.1%
琴次7.1%
箏柱7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼓村さんは息子が踊りでしかられるのまでハラハラして、その方へ気をつかうので、琴柱ことじをはねとばしたりした。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
と、安間了現は、よろいの袖から、小綴ことじのふところ覚えを取り出して、口のうちで読んだ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白子の琴次ことじ、一柳の源右衛門、廣澤の兵右衛門、江尻の和助、妙義の雷蔵、小金井の半助、御輿の三右衛門、鰍澤かじかざわの藤兵衛、三保松源蔵、藤岡の慶助——等々の人々であり、そこへ高萩の猪之松と
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
姫はたおれながらに、ひらりとことを持ってそれをうけている、ことは斜めに切れて、箏柱ことじ散々ばらばらにはずれてそこらに飛び乱れ、不思議にもそのきられた十三本のいとの先が皆小蛇ちいさなへびになって
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)