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こてまね
ふりがな文庫
“こてまね”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小手招
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小手招
(逆引き)
そこで屋形の船のひとつを私は
小手招
(
こてまね
)
く、そこここの
薄墨
(
うすずみ
)
の、また朱のこもった上の空の、霧はいよいよ薄れて、この時、雲のきれ間から、怪しい
黄色
(
おうじき
)
の光線が放射し出した。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
編笠も取らず、用事をも言わず、
小手招
(
こてまね
)
きするので、巡礼の老爺は怖る怖る
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
お葉は
其
(
その
)
姿を見ると共に、
有合
(
ありあ
)
う小石を拾って投げ付けると、
礫
(
つぶて
)
は飛んで市郎の
袂
(
たもと
)
に触れた。
振返
(
ふりかえ
)
ると門前にはお葉が立っている、
加之
(
しか
)
も
笑
(
えみ
)
を含んで
小手招
(
こてまね
)
ぎをしている。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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