“こころまか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心委60.0%
心任20.0%
意任20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆さんのお心委こころまかせとし、いまや太平洋を征服し、東洋民族の盟主めいしゅとして仰がれることになりました新日本の光輝こうきある黎明れいめいを迎えるに当り、そのとうとき犠牲となったわが戦士と不幸な市民たちをとむら
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「わしは、お前を救い出しに来たはずなのだ、なんとしても一旦はお前の身受けをせにゃならぬ、それから先はお前の心任こころまかせ、江戸へ帰ろうと、こちらに留まろうと、文句は言わないつもりだが」
胸のせまること急に、身内の血はことごとくその心頭しんとうに注ぎて余さずらるるかと覚ゆるばかりなるに、かかる折は打寛うちくつろぎて意任こころまかせの我が家に独り居たらんぞき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)