“こうやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膏薬96.0%
膏藥2.0%
口約1.0%
口訳1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貝入りの膏薬こうやく煎薬せんじぐすりとで、その用いかたを入念に教え、膏薬のほうは自分でおとよに貼ってみせた。おとよはぴたっと泣きやんだ。
手足てあしいた膏藥こうやく所爲せゐで——
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
又右衛門が苦にしていた問題の「犬千代との結婚の口約こうやく」なるものも、自然解消のままになって、今日では何の憂いもない筈のものになっている。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其の談話はなしは、福地源ふくちげんろう君が口訳こうやくして同氏に授けたる仏国有名の小説を、同氏が例の高尚なる意匠を以て吾国の近事に翻案し、例の卓絶なる弁舌を以て一場の談話として演述したるものにて
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)