“こあきゅうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小商人80.0%
小商賈20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこも達磨だるまをおくようになったと云う旅籠屋などに、働きに入ろうかとさえ思ってみることもあったが、それらのお客がみんな近在の百姓や、繭買まゆかいなどの小商人こあきゅうどであることを想ってみるだけでも
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
板を挟んで、むかい合いに腰かけているのは三、四人の小商人こあきゅうど
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
場末ではあるけれども、富山でにぎやかなのは総曲輪そうがわという、大手先。城の外壕そとぼりが残った水溜みずたまりがあって、片側町に小商賈こあきゅうどが軒を並べ、壕に沿っては昼夜交代に露店ほしみせを出す。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)