“げかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下浣40.0%
外官20.0%
下巻20.0%
下疳20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昭和廿一年正月下浣げかん
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
後にまた、白河に忌まれて、院から排され、外官げかんとなって、今日に及んでいるが、その地位を今、かれらに取って代っている自分たちへ、為義らが、こころよく思っていないことは明白だ。
外官げかん検非違使尉けびいしのじょうという、相互の立場からも、また、平氏の嫡男と、源氏の嫡子という、相似て、しかも対蹠的たいしょてきな境遇からも、横から見ている義清には、この路傍の偶然が、こうふたりの生涯に
わるもののキツネのズルスケは、下巻げかんのほうのお話にも出てきています。なんとかしてガンのむれをいちらし、ニールスをころしてしまおうと、つけねらっているのです。
芸者買の面白さは人を有頂天ならしめ下疳げかんの痛さは丈夫を泣かしむ。女房の有難きや起きては家政を掌り寝ては生慾を整理す。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)