外官げかん)” の例文
後にまた、白河に忌まれて、院から排され、外官げかんとなって、今日に及んでいるが、その地位を今、かれらに取って代っている自分たちへ、為義らが、こころよく思っていないことは明白だ。
外官げかん検非違使尉けびいしのじょうという、相互の立場からも、また、平氏の嫡男と、源氏の嫡子という、相似て、しかも対蹠的たいしょてきな境遇からも、横から見ている義清には、この路傍の偶然が、こうふたりの生涯に