“けんぶつせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
見物席100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはどんなにこの見物を興奮こうふんさせ、かれらを有頂天うちょうてんにさせようとねがっていたことだろう……けれども見物席けんぶつせきはがらがらだったし、その少ない見物すら
つづいて大ぞうのファットマンが、のそりのそりとまかり出ました。見物席けんぶつせきからはあらしのような拍手はくしゅが起こりました。三人は一列にならんで見物席へあいさつをしました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
見物席けんぶつせきの三分の一がふさがっただけでしたけれど、馬の曲乗り、自転車の曲乗り、竹わたり、綱渡つなわたり、空中飛行ひこうぞう曲芸きょくげい猛獣使もうじゅうつかいの芸当げいとう、少女たちのダンスと、演芸えんげいはそれからそれへ
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
新吉は、ファットマンの背中の上で、きえちゃんがいつもするようにもう一度見物席けんぶつせきへあいさつをし、それから、わか姉さんのかたの上に立っている竹竿たけざおをするするとのぼって行きました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)