“けんぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賢愚80.0%
噞喁20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
材料の良否は人の賢愚けんぐ善悪にも等しいもので、腐ったようなさかな、あるいは季節はずれのあぶらを失ったさかななどは、魂の腐った人間に比すこともできれば、低能あるいは不良に比すべきもので
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
「然うかも知れない。要するにそこが賢愚けんぐわかれるところさ」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
京橋きょうばしぎわのあるビルディングの屋上で、品川沖しながわおきから運ばれて来るさわやかな涼風の流れに噞喁けんぐしながら眼下に見通される銀座通ぎんざどおりのはなやかな照明をながめた。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)