“けんぐう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眷遇66.7%
噞喁33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月十六日竹渓は再び松平冠山に随伴し、同じくその眷遇けんぐうこうむっていた人々と共に佃島住吉つくだじますみよし神社の祠官しかん平岡氏の海楼に飲んだ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
以来、こんな不才ふさいにご眷遇けんぐう次第にあつく、ご隠居あそばされた後も、このようにご奉公しているわけです
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
焼麩やきふ一つ投ずれば、折重りて群れを成し、噞喁けんぐうの集団を波際に形作る程に飼ひ馴らせる鯉なれば、之を釣り挙ぐるに、術も手練も要すべき筈なく、岩丈がんじょうの仕掛にて、力ッこに挙げさへすれば
東京市騒擾中の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)