“けんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケンギ
語句割合
嫌疑94.4%
懸疑1.4%
権宜1.4%
献儀1.4%
献議1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ればといいこれを幕府の方に渡せば、殺さぬまでもマア嫌疑けんぎの筋があるとか取調べるかどがあるとかいっ取敢とりあえず牢には入れるだろう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
と、もし聞く人があったなら、来馬への懸疑けんぎはいくらか薄くなったかも知れぬが
新訂雲母阪 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
ゆえに止むを得ず一時の権宜けんぎとして、彼らには軍法を応用せず、兵役もめんじ、納税の義務も免じた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
これは、秀吉からの献議けんぎだと聞えている。両面作戦とはいえ、その機動は、たえず一つに活流かつりゅうしている。播州ばんしゅう方面の手は今なら移動できるという秀吉の保証によって
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)