“けんあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嶮隘50.0%
険隘37.5%
眷愛12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余吾ノうみの水面は、こころもち明るくなって来たかと思われる。山坂の嶮隘けんあいにかかると、秀吉は馬を曳かせて、若者輩にも負けずに歩いた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これ開平かいへいの東北の地なり。時に余瑱よてん居庸関きょようかんを守る。王曰く、居庸は険隘けんあいにして、北平の咽喉いんこう也、敵ここるは、れ我がはいつなり、急に取らざる可からずと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
先生はなはだ親切にして、とくに拙者を眷愛けんあいし、先生つねに拙者を日本の愛児〈(デールソン)〉と呼びました。先生晨夕しんせき拙者に培養の術を親切に教えました。
禾花媒助法之説 (新字新仮名) / 津田仙(著)