“けつこうしよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
血紅色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たま/\太陽を仰ぐ日があつても終日霧の中でモネの絵にある様な力の弱い血紅色けつこうしよくをした小さい太陽を仰ぐばかり、東京の様なからりと晴れてえた冬空を僕はだ見ない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
午後六時ごごろくじ血紅色けつこうしよくの日の光
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
五六丈の幹の上に芭蕉に似た葉を扇形あふぎがたに三十五六えふも並べて直立して居る扇椰子あふぎやし、滴る様な血紅色けつこうしよくをした椰子竹やしちくの一種、紅蜀葵こうしよくきの様な花を榎の様な大木に一ぱい附けて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)