“けっこうしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
血紅色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
セイゲン、ヤシオなど云う血紅色けっこうしょく紅褐色こうかっしょくの春モミジはもとより、もみじかえでならけやき、ソロなどの新芽しんめは、とり/″\に花より美しい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
と、廊下の遥か向こうへ、血紅色けっこうしょくをした灯の光が、一点朱を打ったように現われたが、それがだんだん近寄って来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
眼を閉じ口を閉じた女の顔が、血紅色けっこうしょくの龕燈の光に、瑪瑙めのうのような色艶を帯びて、悲しそうに浮かび出た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)