“けいらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
京洛76.9%
経絡23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼ならばここから一眸いちぼうになし得る京洛けいらくの町々も、特徴のある堂塔どうとうや大きな河をのぞいては、ただ全市の輪郭が闇の底おぼろに望まれるだけだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猫又ねこまたのゴシップの力で犬が猫又になる話や、ゴシップから鬼が生れて京洛けいらくをかけ廻る話などがそれである。現代の新聞のジャーナリズムは幾多の猫又を製造しまた帝都の真中に鬼を躍らせる。
徒然草の鑑賞 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
現身うつしみは春もそびら経絡けいらくに火をつづらせてかなしがるなり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)