“けいうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
卿雲20.0%
慶運20.0%
慶雲20.0%
景雲20.0%
溪雲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狩谷棭斎、名は望之ぼうしあざな卿雲けいうん、棭斎はその号である。通称を三右衛門さんえもんという。家は湯島ゆしまにあった。今の一丁目である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
頓阿とんあ浄弁じょうべん慶運けいうん兼好けんこうなど四天王などいわれたような門弟もあって、数で行けばやはり歌界の大勢を動かすのは二条流であった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
慶雲けいうん四年六月十五日に、たけ八丈よこ一丈二尺一頭三面の鬼、異国よりきたる、かかる事どもも有るなれば、このたびの人魚、何か疑うべき事に非ず。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その事は空海の性靈集中の碑文に見え、またそれによつて書いたと見える元亨釋書げんかうしやくしよにも見えてゐる。神護じんご景雲けいうんから延暦えんりやくにわたつての事で、弘法大師よりは少し前の人である。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
溪雲漠漠水冷冷 溪雲けいうん漠漠ばくばくたり 水冷冷れいれいたり
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)