“くわんえいつうはう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寛永通寶60.0%
寛永通宝20.0%
寛永通寳20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一夜のうちに寛永通寶くわんえいつうはうが、ピカ/\する一分金になる——そんなことは、今の人では信じ兼ねるでせうが、その頃の人は、極めて素朴そぼくに、暢氣のんきに、この奇蹟を受け容れて了ひました。
大抵たいていは五厘銭か寛永通宝くわんえいつうはうである。その又穴銭の中の文銭ぶんせんを集め、所謂いはゆる「文銭の指環ゆびわ」をこしらへたのも何年まへの流行であらう。僕等は拝殿の前へ立ち止まり、ちよつと帽をとつてお時宜じぎをした。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
懷から取出したでつかい財布さいふ寛永通寳くわんえいつうはうが五六百枚も入つて居るのを受取ると、平次はすつかり有頂天になりました。