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寛永通寶
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くわんえいつうはう
ふりがな文庫
“
寛永通寶
(
くわんえいつうはう
)” の例文
新字:
寛永通宝
二つ、三つ、宙を切つて飛ぶ
寛永通寶
(
くわんえいつうはう
)
の波形錢は、匕首の
拳
(
こぶし
)
を叩き、鼻を打ち、左の
瞼
(
まぶた
)
をかすめてハツとたじろぐ曲者。
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一夜のうちに
寛永通寶
(
くわんえいつうはう
)
が、ピカ/\する一分金になる——そんなことは、今の人では信じ兼ねるでせうが、その頃の人は、極めて
素朴
(
そぼく
)
に、
暢氣
(
のんき
)
に、この奇蹟を受け容れて了ひました。
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎の懷中などは
悉
(
こと/″\
)
く見通しさ。その手紙の入つて居る大一番の野暮な紙入の中に、
質札
(
しちふだ
)
が二枚と、一昨日兩國の
獸肉屋
(
もゝんじいや
)
で掻拂つた
妻揚枝
(
つまようじ
)
が五六本、それから
寛永通寶
(
くわんえいつうはう
)
が五六枚入つてゐる筈だ。
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
永
常用漢字
小5
部首:⽔
5画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
寶
部首:⼧
20画
“寛永通”で始まる語句
寛永通宝
寛永通寳