“くるみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クルミ
語句割合
胡桃97.8%
胡果0.7%
胡栗0.7%
胡桃樹0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時墓石のうしろでは、二人の子供は勘定をすませて、これからくちに隠してある二袋の胡桃くるみを分けようとしてゐるところだつた。
頭を胡果くるみからのように叩き潰されたお萩の死体は、物馴れた八五郎の眼にも凄惨せいさんで、二度と調べて見る気も起させません。
怪我をした時に赤土を押し当てて血を止める事。渋柿を吊して露柿ほしがきを造る事。胡栗くるみを石で割って喰べる事。種子たねいて真瓜うりを造る事。
猿小僧 (新字新仮名) / 夢野久作萠円山人(著)
下の庭の老いた胡桃樹くるみの枝かげにゆらゆらと立ち昇っている、その噴水のささやきのなかへ、かなで得る限り柔らかく奏でた調べを響き込ませる時と、ほぼ似たような満悦を彼に与えるのであった……