“くにおもて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
国表66.7%
國表16.7%
故郷表16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時は別におとがめも受けないが、国表くにおもてへつくと早速「差控え」を食うことになっている。図々しいのになると、差控えの五犯も六犯も重ねて平気な奴がある。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
尋ね候處文右衛門は八ヶ年以前國表くにおもて越後家ゑちごけ浪人らうにんいたし當時は山崎町に住居すまひ悉皆こと/″\困窮こんきう零落れいらくに及び往來に立て袖乞を致し漸々やう/\其日々々を送り候と申す事故私し儀甚だ氣のどくに存じ十八ヶ年以前の恩義おんぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「おぬしとの手合わせ、久しぶりだなあ。故郷表くにおもてでは、始終わしが稽古をつけていた。あれから、すこしは上達したか。こんなものは場数じゃよ。木剣のつもりでかかってこい!」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)