“くちすくな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
口寡75.0%
寡言25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をかしい事には、此時お定の方が多く語つた事で、阿婆摺あばずれと謂はれた程のお八重は、始終受身に許りなつて口寡くちすくなにのみ応答してゐた。枕についたが、二人とも仲々眠られぬ。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それで可成なるべく寡言くちすくなに、すきのない様に待遇あしらつてはゐるが、腑に落ちぬ事があり乍らも信吾の話が珍しい。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)