“むつつり”の漢字の書き方と例文
語句割合
寡言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寡言むつつりで黒板に書いた字を讀めなどと言はれると、直ぐ赤くなつて、うつむいて、返事もせず石の如く堅くなつたものだ。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
時としてこつそり一人で家に帰る事もあつたが、学校に上つてからも其性癖が変らず、楽書をしたり、木柵をくぐり抜けたりして先生に叱られる事は人並であつたけれど、兎角卑屈で、寡言むつつり
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)